
スペイン1部レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英の決めた、“今季初”のゴラッソ弾に称賛の声が集まった。
今季から指揮を執るセルヒオ・フランシスコ新監督の下、久保も合流した日本ツアーで2試合(V・ファーレン長崎、横浜FC)を戦ったソシエダは、スペインに帰国した後の現地7月30日に、昨季ラ・リーガ9位のオサスナ(ソシエダは11位)とのプレシーズンマッチをおこなった。その前半42分だった。
右サイドでボールを受けた久保は、相手左サイドバックと対峙しながらドリブルで前進。細かいボールタッチと軽やかなステップにシザースを織り交ぜてペナルティーエリア角に侵入すると、そこから中央にカットイン。すぐにセンターバックがカバーに入ったが、久保はキックフェイントでタイミングをズラした後に左足を振り抜き、カーブをかけた鋭いシュートを逆サイドネットに突き刺した。
これまで何度も見てきた“得意の形”にして“完璧な形”での久保のゴールに、現地実況も「タケクボ!タケクボ!タケフサ〜クボ〜!」と絶叫。プレシーズンマッチのゴールのため、久保はシーズン中のようなゴールパフォーマンスはしなかったが、すぐにチームメイトたちが集まって祝福。その祝福を受ける姿は風格すら漂っていた。