
現地5月24日、スペイン1部ラ・リーガのシーズン最終節が行われ、レアル・マドリードが2-0でレアル・ソシエダを下した。見せ場の少なかったソシエダの中で、サッカー日本代表MF久保建英の孤軍奮闘ぶりに注目が集まった。
サンティアゴ・ベルナベウを舞台に、退団が発表されたレジェンドMFルカ・モドリッチの“ラストマッチ”として注目を集めた一戦。右サイドMFとしてスタメン出場した久保は、チームがなかなかチャンスを作れない展開が続いた中でも“光るプレー”を見せた。
ラ・リーガ日本語版公式エックス(旧ツイッター)が公開したシーンは3つ。一つ目は後半16分、中盤右サイドから中央にドリブルで複数人の包囲網を突破したシーン。そして二つ目が、後半25分に右サイドの深い位置から緩急巧みなドリブルでポケット部分へ侵入したシーン。三つ目が後半38分に自陣から単独で持ち上がったシーン。いずれも久保が個の力でスーパースター軍団のレアルの守備陣を切り裂いたプレーだった。
ただ、試合全体を見れば、力の差を見せつけられる形での敗戦。ソシエダは今季38試合を戦い終えて、勝点46(13勝7分け18敗)の11位と期待値を大きく下回る成績でシーズンを終えた。それでも久保個人としてフィジカル的にも成長を遂げたシーズンだった。