
J1の浦和レッズが、イタリア・セリエAのインテル・ミラノとの「エール交換」動画を公開した。世界との対戦を実感させる動画に、ファンの興奮が一気に高まった。
浦和は6月、アメリカで開催されるクラブ・ワールドカップに臨む。AFCチャンピオンズリーグを制したアジアの代表として、世界最強クラブの座を争う。
浦和は2007年、2017年、2023年とクラブW杯に出場しているが、今大会はスケールが違う。参加チーム数が32へと拡大され、ヨーロッパや南米など、世界中から強豪チームが集うのだ。
浦和の相手も、かなりの強敵ばかりだ。アルゼンチンのリバープレート、メキシコのモンテレイ、イタリアのインテルと、ノックアウトステージに進める上位2チームの座をめぐり、真剣勝負を繰り広げることになる。
腕を撫す浦和に、さらに刺激を与える動画が届いた。ライバルからのメッセージなどが届いたのだ。
動画は青と黒のユニフォームにサインが入れられている場面から始まる。自身の背番号9のユニフォームを掲げて見せたのは、インテルFWマルクス・テュラムだ。
テュラムといえば、かつては1998年にフランス代表を初のワールドカップ優勝に導いたリリアン・テュラムの名が最初に上がったが、今ではその息子であるマルクスが最も有名だろう。
リーグアンやブンデスリーガで力をつけ、2020年には父と同じフランス代表のユニフォームに袖を通した。2023年にインテルに移籍すると、すぐさま主力としてセリエA優勝を経験。今季もインテルのUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出に貢献している。
その世界的FWが浦和の名前を口にして、サイン入りのユニフォームをプレゼント。舞台は変わって、浦和を代表してマテウス・サヴィオがそのユニフォームを受け取り、お返しとして自身のサイン入りユニフォームをテュラムにプレゼントしている。