
現地3月7日、フランス1部リーグ・アンの第25節が行われ、南野拓実が所属するASモナコは敵地でトゥールーズと1−1で引き分けた。後半アディショナルタイムで追いつかれる形となったが、南野の“ギリギリ”のランブレイクからのゴールには称賛の声が寄せられた。
昨季リーグ戦出場30試合で9得点6アシストと躍動した南野は今季、開幕戦で得点を奪った後に長くゴールから見放されていたが、2月に入って第22節、欧州CL、第23節と公式戦3戦連続ゴールをマーク。前節スタッド・ランス戦はノーゴールに終わったが、この日は前半17分に“仕事”をする。
トゥールーズのビルドアップに対してモナコが全員でプレスを仕掛けた中、MFマグネス・アクリウシェが相手のコントロールミスを逃さずに中盤でのボール奪取からゴール前まで侵入し、右サイドへパス。ボールを受けたFWマイカ・ビーレスが中央へグラウンダーのパスを折り返すと、走り込んだ南野が左足ダイレクトで難なくゴールに流し込んだ。
ゴール直後、トゥールーズの選手たちが一斉に手を挙げ、実況でも「しかし、フラッグか…」とオフサイド疑惑も、結果はゴール。すぐに別角度からのVTRが流され、一時停止での確認も入ったが、ギリギリのところでオンサイド。わずかなスピードコントロールと体の動きでオフサイドラインを突破してのゴールだった。