
3月12日、川崎フロンターレはACLEファイナルステージ進出を決めた。この試合で流れを一気に手繰り寄せた佐々木旭のゴールが話題になっている。
アウェイで行われた第1戦で、上海申花に0-1で敗れた川崎。この試合は1点をまずは入れなければいかず、上海申花が有利な状況で開催された。
川崎は大島僚太を今季初先発させるなど攻撃的な姿勢で挑んだが、最初のチャンスを外すなどややイヤな空気も漂う。ところが、それを一蹴するゴールが生まれたのが前半24分のことだった。
右サイドバックで先発していた佐々木は、右サイドハーフの位置から下がってきた伊藤達哉とポジションを入れ替わる形で前へ。そこに河原創から浮き球のパスが送られる。これを受けた佐々木は高い位置までフリーで持ち上がってチャンスを迎える。
ここで佐々木が選択したのは、中への切り込み。そして、ペナルティエリアのライン上付近で左足を振り抜くと、無回転のボールはゴールへと吸い込まれるような軌道を描く。気づけば、ボールはゴールネットを揺らすゴラッソとなっていたのだ。