
トルコ1部ギョズテペSKに所属する21歳のMF松木玖生が、現地2月27日に行われた国内カップ戦カスムパシャ戦で2ゴールをマークして5-0勝利に貢献。優れた得点能力に反響が寄せられた。
北海道室蘭市出身の松木は、青森山田高校時代に高校サッカー界を席巻して“キング”と呼ばれた後、高卒で入団したFC東京でも1年目から主力として活躍した。そして2024年7月にイングランドのサウサンプトンへ完全移籍。ビザの関係で1年目はトルコのギョズテペSKへレンタル移籍となり、武者修行を続けている。
開幕当初は故障で出遅れた松木だったが、交代出場の中で結果を残して徐々に出場機会を増やすと、この日のカップ戦では2トップの一角としてスタメン出場した。そして前半38分、味方が左サイドを崩して中央へ折り返したボールに、ファーサイドで冷静な左足フィニッシュでゴールを奪った。
さらに後半開始1分だった。左サイドを抜け出したFWクビライ・カナツシュクシュが中央へ高速クロスを送り込むと、再び松木。ファーサイドからタイミングを見計いながら中央へ一気にトップスピードで走り込み、難しいバウンドのボールを今度は利き足とは逆の右足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らして見せた。