ブライトンに所属するサッカー日本代表MF三笘薫が、日本のファンを「秒で魅了」した。なかなか見られなかった姿の披露に、海を越えて喜びが広がっている。
三笘が多くの人を笑顔にした。現地時間1月16日、プレミアリーグ第21節のイプスウィッチ戦に先発出場。0-0で迎えた後半14分にゴールを決めて試合の均衡を破り、2-0の勝利に貢献したのだ。
ゴールネットを揺らした瞬間、三笘は歓喜のランに移った。さらに両こぶしを強く握りしめ、雄たけびを上げてジャンプ。全身から喜びがあふれていた。
三笘は胸の内に、苦しさを抱えていたに違いない。チームはリーグ戦で8試合も勝利から遠ざかっていた。さらに三笘自身も、現地時間11月29日に行われたサウサンプトン戦を最後に、7試合も得点を決めていなかった。さらには前々節、前節と、リーグ戦2試合連続でベンチスタート。心に期するものはあったはずだ。
三笘の喜びようは、クラブのSNSに何枚も投稿された写真からもうかがえた。だが、日本のファンの心を強くつかんだのは、ピッチを後にした姿だった。
クラブはSNSに、14秒間の動画を投稿。ピッチから引き揚げてきた選手たちの様子をとらえてものだった。
動画にのっけから登場したのが三笘だ。チームにとって実にリーグ戦9試合ぶりとなる勝利に、小声で手応えを口にしながら笑顔を浮かべている。