J1のFC東京が、2025年シーズンに着用する新ユニフォームを発表した。SNSなどでデザインが発表されたのだが、より評価の声が集まっているのが紹介動画だ。
FC東京にとって、昨シーズンはまったく満足のいかないものだったことだろう。昨季のJ1では7位と決して悪くはない順位ではあったが、頭上の6位にはJ1に復帰したばかりの東京ヴェルディ、さらに3位にはJ1初昇格のFC町田ゼルビアがつけていた。同じ日本の首都を本拠地とするチームとして、我慢ならない結果だったことだろう。
2025年、FC東京は逆襲に移る。新指揮官には、アルビレックス新潟で手腕を発揮した松橋力蔵監督を迎えた。他クラブで武者修行していた選手たちを多く呼び戻すのみならず、スペインで戦っていた下部組織育ちの橋本拳人も2020年以来に青赤のユニフォームに袖を通す。期待感は、十分に高まっている。
さらにファンを盛り上げるのが、新シーズンに着用するユニフォームだ。新体制発表と時を同じくして、2025年モデルが発表された。
青をベースとして、前面真ん中には赤のストライプ。単なるラインではなく、花火をモチーフとしたデザインとなっている。フィールドプレーヤーの2ndユニフォームは東京の夜の街並み、GKモデルは新たにピンクを採用するなど、チャレンジングなデザインになっている。
SNSでも発表されたユニフォームには、「かっこいい!」「今年のユニかなり良いです」などのコメントが寄せられていた。だが、そのデザインに負けじとファンを刺激したのが、ユニフォームのプロモーション動画だった。
発表前には予告動画が発表され、黒がベースになるのではないかなどと予想されていた。だが、それはあくまでフェイント。今回発表された動画ではモーショングラフィックスが用いられ、新ユニフォーム自体を超えるほどの存在感を放っているのだ。
選手たちが着たグレーのユニフォームが、特撮ヒーローの変身場面のように変化していく。ユニフォームにはストライプやロゴが浮かび上がり、スポンサーロゴまでも美しく表れるよう丹念につくり込まれている。