■新戦力もビックリ!
指揮官自らまさかの格好をしたことに、新戦力もビックリ。ドイツクラブから移籍してきた伊藤達哉に話を聞けば、「昨日、空港からシゲさんとずっと一緒で、スーツでビシっと決めてたので、急にあんな格好になったのでビックリしました。シゲさんでも関係ないんだって(笑)」と笑顔を見せる。
早稲田大学から入団したDF神橋良汰に尋ねれば、「監督が体を張ってたのに、選手が張らないんでどうするんだと。自分もここから表現したい」と力強く答える。川崎ではハロウィンなどさまざまなイベントがあるため、ピッチ外での意気込みを聞くと、「”やるしかないでしょ!”という思いがあるので、ピッチ外もピッチ内も両方、フロンターレの選手らしく表現したい」と言葉に力を込めたのだった。
U―18からトップチーム昇格を果たした土屋櫂大に聞いても、「あんな形で入ってくるとは知らなかったので、すごいな、フロンターレだなって思いました(笑)」と笑った。
監督が交代しても、変わらず“らしさ”を追求する川崎フロンターレ。ファン・サポーターとともに過ごしたこの時間を、沖縄キャンプの後半戦に生かす。
(取材・文/中地拓也)