■サポーターも駆け付けた
では、サポーターはどうだったか。フランスと隣り合うスペインとは違い、日本はかなり遠い。少なくとも、パリまでの直行便は羽田空港から14時間以上もかかる。まして、円安や燃料代の高騰の影響を受ける現在は、航空券代も高く立ちはだかる。
それでも、多くのサポーターが駆け付け、声を響かせた。そればかりか、遠く日本から青いゴミ袋を大量に運び込んで、応援の輪を大きくしようとした。
さまざまな趣味の増加によってサッカーの地位を揺らぐ声もあるが、その熱は決して弱まっているとはいえない。熱いものを持っているピッチ外の人々がいるからこそ、この日、U-23日本代表は3点差を付けられても、必死で戦ったのである。