再びのPK阻止で準々決勝へ「キック力が格段に上がった」小久保玲央ブライアンが考えるキーパーの仕事「攻撃を終わらせる」プレーと睡眠、サッカーとの出会い【独占インタビュー7】の画像
パリ五輪の大舞台でも、サッカー日本代表がメダルを首にかける瞬間が見たい。撮影/渡辺航滋(Sony α-1)

 初戦パラグアイ戦の好セーブに続いて、第2戦マリ戦では、後半アディショナルタイムのPK阻止など、数々のビッグセーブで、パリ五輪サッカー日本代表を、準々決勝へと導いた、大岩ジャパンの守護神、小久保玲央ブライアン。第7回は、体重を増やしたことによるプラス面から、チームを救うキーパーの仕事、アスリートにとって大切な睡眠、そして気になるサッカーとの出会いまで聞いた!

「強力なシュートを撃つ海外選手と…」

――体重が増加して、プレーに変化はありましたか?

小久保 体重を増やした結果、キック力が格段に上がったんです。高校時代はロングキックがハーフラインまでしか飛ばなかったんですけど、今は、ハーフラインを軽々と越せます。それに、海外の選手のシュートは威力があるので、そういうボールをキャッチするためには、強い体が必要です。なので、筋トレもしますし、強いボールを蹴ってもらって、それをキャッチするという練習をして感覚をつけています。
 キャッチをすれば、そこで相手チームの攻撃は終わります。でも、ボールを弾くとセカンドボールを相手に取られてしまう可能性があるので、試合中、弾きたい場面があっても、しっかりキャッチをしに行く。それがキーパーの仕事だし、チームの救いになります。
 強力なシュートを撃つ海外選手とプレーをしたことで、その大切さを改めて認識できました。アジアカップのときも、相手の攻撃を終わらせるキャッチが何回かできたので、それはすごく良かったなと思っています。

――サッカー日本代表でプレミア1部のブライトン所属の三苫薫選手やメジャーリーグ、ドジャース所属の大谷翔平選手など一流のアスリートは、睡眠を非常に大切にしていますが、小久保選手は睡眠のこだわりはありますか?

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