ドイツ・シュツットガルトのセカンドチームでプレーしているDFチェイス・アンリが、20歳の誕生日を迎える直前に豪快な移籍後初ゴールを記録した。
米国人の父と日本人の母を持つチェイス・アンリは、2004年3月24日生まれ、身長187cmの大型センターバック。抜群の身体能力が魅力で、福島・尚志高校時代に高校選手権で活躍した後、A代表のトレーニングパートナーとして合宿に参加したことでも注目を集めた未完の大器だ。高校卒業後の2022年4月にシュツットガルトへ加入すると、今年に入ってトップチームのベンチ入りを果たすとともに、セカンドチームでのプレーを続けている。
ポジション柄、これまで得点することはなかったが、現地時間3月22日に行われたレギオナルリーガ南西部(4部相当)の第25節、アウェイでのホンブルク戦にセンターバックでスタメン出場すると、1点を追う後半9分に同点ゴールを決めた。
そのゴールが実に豪快だった。ホンブルクの公式ユーチューブで公開されたハイライト動画によると、左CKから山なりの右足クロスに対して、アフロヘアの背番号5が反応。相手DFを押し除けながらゴール中央の密集地帯に走り込むと、滞空時間の長いジャンプで完全に空中でプリートなり、ゴールエリア内から打点の高い豪快なヘディングシュートをゴールに叩き込んでいる。