現地時間3月1日、オランダ1部エールディビジ第24節が行われ、小川航基と佐野航大が所属するNECは敵地で5-2の大勝。佐野がリーグ戦初ゴールを決めた。
小川がベンチスタートとなった一方、4日前のKNVBカップ準決勝のカンブール戦で決勝弾を決めている佐野は、公式戦10試合連続のスタメン出場となった。そして1点リードで迎えた前半31分だった。
中盤右サイドでのパス回しの間にペナルティエリアの手前のハーフスペースに入り込むと、味方のパスを左足で受けて前を向く。寄せてきたDFに対して右足アウトサイドで持ち出すと、間髪入れずに右足を振り抜いた。右45度の角度から放たれたシュートは、足を伸ばした相手DFの股の間を抜けると、ピッチを滑るような超低弾道でGKミオ・バックハウス(日本名・長田澪)の牙城を破り、逆サイドネットに突き刺さった。
移籍後リーグ戦初ゴールを決めた佐野は、力強いガッツポーズを見せた後、会心の笑みでチームメイトからの祝福を受けた。このゴールで勢い付いたNECは、その後も得点を重ねて今季リーグ戦最多の5得点。勝点3を積み上げて暫定6位に浮上した中、佐野は後半28分までプレーした。