2月28日、なでしこジャパンは国立競技場でパリ五輪の出場権を懸けて北朝鮮代表と対戦。2-1で勝利したが、その決勝ゴールをアシストした清水梨紗のプレーに賞賛が集まっている。
第1戦の4-3-3から一転して、3-4-3でこの試合に挑んだなでしこジャパン。選手2人を入れ替えており、ホームでの必勝を期した。
清水梨紗も第1戦の右SBから、右ウイングバックへと移って先発。長谷川唯との連携も含め、前半から積極的な姿勢を何度も見せた。
そして1点リードして迎えた後半31分、藤野あおばの得点をアシストする。この場面でなでしこは、相手陣内でボールを回収。その瞬間、清水は右サイドを縦に疾走する。それ見ていた長野風花は、パスを受けるとダイレクトで右の高い位置にボールを送る。
そのボールには、清水と北朝鮮の選手がほぼ同時に追いつこうとしたのだが、先にボールを触ることに成功した清水は、ダイレクトで相手の股を抜いて見せる。そしてそのままペナルティエリアに侵入したところで、右足でクロスをゴール前に送る。その先にいた藤野あおばは合わせるだけといった精度の高いもので、鮮やかに追加点を奪ったのだった。