10月13日、サッカー日本代表とカナダ代表の試合がデンカビッグスワンスタジアムで行われ、日本が4−1で快勝した。そのチーム3点目を決めたのが、23歳の中村敬斗だった。
今年3月14日のウルグアイ戦で代表デビューを飾り、6月15日のエルサルバドル戦で代表初ゴール。前回9月12日のトルコ戦では代表初先発で2得点を決めた新進気鋭のアタッカー。今回、三笘薫が体調不良で代表を辞退したこともあって、4−3−3の左ウイングの位置でスタメン出場した。
背番号13、両足のソックスを通常の半分以上も下げたスタイルで力強くピッチを駆け抜けた中村に前半42分、絶好のチャンスが訪れた。自陣からのスローインの流れで、一度はボールキープに失敗した日本だったが、相手が最終ラインまで戻したパスに浅野拓磨が猛然とプレスを仕掛けてボールを奪う。浅野がドリブルで突き進んだ後方から、快足を飛ばしてフォローに入り、ゴール前で横パスを受けた。
そのパスが後方にズレたことで、後ろ向きの状態となった中村。相手DFも戻って来ていたが、そこから慌てることなくボールをコントロール。そこから振り向きざまに右足を振り抜き、ゴール右上に完璧にコントロールされたシュートを豪快に突き刺して見せた。