画像・写真:みんな笑顔の集合写真で1人だけ笑ってないのは?「W杯優勝を目指せる位置にいる」エースストライカー上田綺世が胸を張った歴史的”初勝利”の夜【日本代表vsブラジル代表】激闘PHOTOギャラリー 原壮史 日本代表 ブラジル代表 2025.10.17 日本はパラグアイ戦からスタメンを4人変更。ケガを抱えていた久保建英も先発に名を連ねた。レアル・マドリードで同僚だった久保建英(写真右)とヴィニシウス・ジュニオール(写真左)がさっそく火花を散らした。(20251014)撮影/原壮史(Sony α1使用) 試合は静かな立ち上がりになった。カルロ・アンチェロッティ監督が率いるブラジルは、無理をせずに淡々とボールを動かす。 日本は落ち着いた対応を続け、久保が復帰したことで堂安律が高い位置での躍動を見せたり、中村敬斗が積極的にシュートを放ったりとゴールに近づいていった。 しかし、エースのヴィニシウスが黒子としての働きにシフトして日本の注意を引きつけるようになると、アタッキングサードでつききれなくなり2失点。 手堅さを見せるブラジルの2点リードでハーフタイムを迎えた。(20251014)撮影/原壮史(Sony α1使用) 後半、日本は戦い方を変更。じっくりとボールを持ちながらギャップを作ってくるブラジルに対し、マンツーマン気味な守備を採用した。(20251014)撮影/原壮史(Sony α1使用) これがハマり、ブラジルはビルドアップが機能不全に。それだけでなく、日本はそこに上田綺世から始まるハイプレスで襲い掛かり、完全に主導権を奪ってみせた。堂安は10番ロドリゴ(写真右)と球際を競り合った。(20251014)撮影/原壮史(Sony α1使用) 苦しまぎれのブラジルのアバウトなボールに対しては渡辺剛、谷口彰悟、鈴木淳之介の最終ラインが個でしっかりと対応し、日本の反撃を支えた。(20251014)撮影/原壮史(Sony α1使用) 52分には日本のプレスがブラジルの最終ラインのパスミスを誘発し、この日、キャプテンを任された南野拓実のゴールで1ー2に。 このゴールで日本は手応えを得た。一方で、ブラジルはミスからの失点でヤル気を失うことになり、結果、その後は日本がブラジルを圧倒する時間が続くことになった。 62分に中村のゴールで2ー2に追いつくと、スタジアムは「勝てるのでは」という雰囲気に染まり、ふだんの親善試合とはまったく異なる応援の熱量に。(20251014)撮影/原壮史(Sony α1使用) 70分、押せ押せムードの中で猛攻を仕掛ける日本は、伊東純也のクロスを上田綺世が合わせたが、これは間一髪で防がれてコーナーキックに。 しかし直後、キッカーの伊東が入れたボールに合わせたのは、またも上田。強烈なヘディングシュートはGKが体で弾いたものの、勢いが勝り、そのままゴールに吸い込まれ、日本がついに逆転した。 (20251014)撮影/原壮史(Sony α1使用) これまで負けたことのない国に自分たちの代で負けることになる、という恥を目前に、ブラジルに再び戦う意欲が生まれたが、歴史的快挙を目前にした日本は走力で上回り続ける。(20251014)撮影/原壮史(Sony α1使用) 鈴木彩艶のハイレベルで安定したセービングも光り、日本はこれまでの歴史の中で何度も繰り返されてきた『最終盤での失点による喪失』を起こすことなくタイムアップ。日本サッカー史に燦然と輝く一夜となった。 決勝ゴールを決めた上田は試合後「(W杯優勝を)目指せる位置にいると思う」と、この勝利がもたらした自信を言葉にした。(20251014)撮影/原壮史(Sony α1使用) 写真の記事へ戻る