1993年の5月15日にJリーグが開幕し、同年の10月28日に『ドーハの悲劇』、そして1997年11月16日の『ジョホールバルの歓喜』を経て、初めてワールドカップ出場を果たした日本サッカー界。このシリーズ連載では、時に人々を歓喜させ、時に人々を悲嘆させた、日本サッカーの歴史を紐解きながら、サッカーに関連する「今日の出来事」を紹介する。
スポーツメーカーのブランド名『アンブロ』を冠し、日本代表がイングランド、スウェーデン、ブラジルの強豪3カ国に挑戦するインターナショナルチャレンジ1995の初戦は6月3日、サッカーの母国の「聖地」ウエンブリー・スタジアムでのイングランド戦。
加茂周監督率いる日本は後半開始早々、初代表4人とテスト的布陣のイングランドに先制されたが、62分に三浦知良(カズ)の左コーナーキックからDF井原正己のヘッドで同点。さらに2分後にはカズが右から切れ込んで左足シュートを放ち、ポストをたたくなど勢いに乗った。
1ー1のドローに終わるかと思われた終了4分前、MFデビッド・プラットのヘッドで出たリバウンドをCBジョン・スケールズがボレーシュート。ゴール寸前でやむを得ず柱谷哲二が手で止め、PKを献上した。
これをプラットに確実に決められて苦杯を喫したが、シュート数は11対14。「勝ちにいった」という加茂監督の言葉通り、堅い守りから守備的MF山口素弘を中心に好リズムのカウンターアタックを繰り出した。
イングランドとはその後2004年(6月2日:1-1)、2010年(5月30日:1-2)と対戦して1分け1敗。通算4試合目で初勝利をつかむのは2026年3月、ウエンブリーでの再戦。三笘薫の鮮やかなゴールで1-0と下している。












