
イングランド2部コベントリー・シティに所属するサッカー元日本代表MF坂元達裕が、昇格プレーオフを前にチームメイトたちを歓喜に包み込んだ“神業”が話題となっている。
坂元が加入して2年目となったコベントリーは今季、シーズン序盤の低迷から昨年11月に就任したフランク・ランパード監督のもとで急浮上。就任前の4勝5分け8敗から、就任後は16勝4分け9敗の好成績で最終的に5位で昇格プレーオフ進出(3位〜6位まで)を決めた。その中で坂元は不動の右MFとして出場を重ね、最終節では得意のフェイントからの高精度クロスで劇的な決勝アシストをマークするなど、出場42試合4得点6アシストの活躍を見せた。
そしてプレミアリーグ昇格をかけたプレーオフ準決勝を前に、コベントリーの公式SNSが1本の動画を公開した。そこににはロッカールームで歓喜に包まれる選手たち、その中心で揉みくちゃにされる坂元の姿があった。
クラブの説明では、選手たちがダーツで遊んでいた中、ダーツ未経験の坂元が“人生初投げ”で「TON80」(トンパチ:3本すべてを20のトリプルに命中させるダーツの最高難易度&最高得点)を成功させたといういうのだ。
この坂元の神業に、ダーツの本場のイギリス人であるランパード監督やチームメイトのDFジェイク・ビドウェルが記者会見で「大騒ぎだったよ」と驚嘆しながら笑みをこぼしている映像、そして3本の矢が折り重なるようにダーツボードに刺さっている映像が公開されている。