■再三、決定機を迎えるも…

 試合は両チームがチャンスを作りながらも得点が生まれない展開となった。その中で、まずはモナコの南野が前半15分にゴール中央から、同28分にはゴール右でシュートチャンスを迎えたが、ともに相手DFの体の張ったブロックに防がれてゴールならず。

 対して、Sランスは前半37分にカウンターから決定機を作り、味方のクロスに中央で完全にフリーになった中村がジャンプしながらの左足ボレーでゴールを狙ったが、シュートは枠外へ。そして伊東は前半41分に右サイドから強烈な右足シュートを放った後、後半6分には得意のドリブルで右サイドを突破して中央へ絶妙のラストパスを送ったが、FWウマル・ディアキテのシュートはバーを直撃した。

 そして再び、南野。守備での貢献を続けた中、後半32分に後方からのロングボールに抜け出してGKと1対1になったが、シュートは右へ逸れ、後半アディショナルタイムに放ったゴール前でのボレーシュートはゴール上へと飛んだ。

 結果的は0-0の引き分け。再三の決定機をものにできなかった不満は大いに残ったが、伊東、中村、南野の日本人トリオの動きは鋭く、攻守に渡って存在感を見せていた。この日奪えなかったゴール、そして決着が付かなかった借りは、来年3月2日の第24節、今度はモナコの本拠地試合で返されることになる。

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