【J2仙台・森山佳郎監督インタビュー(5)パッションの男が前半戦に見せたアプローチとは】今季のスローガン通り、情熱に満ち溢れた指導。「ただ、ヤス(遠藤)には話が長いと言われます(苦笑)」の画像
ベガルタ仙台の森山佳郎監督 撮影:中地拓也

 2023年夏、25節終了時点のベガルタ仙台は勝ち点32の13位に沈んでいた。そのタイミングで伊藤彰監督(現・J3金沢)が解任され、堀孝史コーチが昇格したが、流れが変わることなく16位でフィニッシュ。多くの熱狂的サポーターが落胆した。

 あれから1年が経過し、今季の仙台は同じ25節終了時点で勝ち点38の6位と順位を上げている。多くの人が「V字回復した」と前向きな見方をしているが、指揮を執る森山佳郎監督は「自分は昨年、内部にいなかったんで、どう変化したのかは何とも言えない部分があります」と語る。

 それでも「僕自身は本当に成長したい、チームをよくしたいという意欲は強く持っている。それを選手にストレートに示しています。選手たちも相当悔しい思いをしているし、『変わらないとダメなんだ』と目の色を変えている。それはひしひしと感じます」と語気を強める。

 情熱的な森山監督の意見をベースに決めた今季の仙台のスローガンは「PASSION 限界を超えろ」。それを掲げて厳しい戦いに挑んでいるのだ。

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