昨季の国内リーグのチャンピオン同士の対戦となる横浜Ｆ・マリノスとマンチェスター・シティの対戦で、思わぬところに注意が集まった。そっくりな２人の出会いに、「兄弟やん」などの声が広がっている。
昨季のＪ１を制した横浜ＦＭは、大きな挑戦を受け止めた。ＵＥＦＡチャンピオンズリーグのディフェンディングチャンピオンであるマンチェスター・シティをホームで迎えたのだ。
マンチェスター・シティは２０１９年以来の来日ツアーを敢行した。当時のシティは国内３冠を制したものの、欧州王座には手が届かず。一方の横浜ＦＭも、前年に招へいした前オーストラリア代表指揮官のアンジェ・ポステコグルー監督の下、大胆なプレースタイルの変革に取り組んでいるところだった。
現在、両クラブの立ち位置は変化している。シティは昨季、ついにＵＥＦＡチャンピオンズリーグを制覇。横浜ＦＭも２０１９年に続き、Ｊ１王者として欧州チャンピオンを迎え撃つ。
一方で、両クラブの間には親密なつながりもある。シティ・フットボール・グループの一員として、浅からぬ関係にあるのだ。
今回の対戦前には、さらなる”近似性”が確認された。試合前の日産スタジアムのベンチ前でのことである。
マンチェスター・シティは、クラブのツイッター公式アカウントで一枚の写真を公開した。２人の指揮官の様子である。横浜ＦＭのケヴィン・マスカット監督と、「賢者」ことペップ・グアルディオラ監督が笑顔で言葉を交わしているのだ。
ともに攻撃的なスタイルを標榜し、会話も弾んでいるのかもしれない。だが、それ以上に目を引くのが外見だ。２人とも、白いシャツを身にまとい、ペップはジーンズ、マスカット監督は紺色のパンツを履いている。
