スタメン出場・サッカー日本代表鎌田大地と途中出場・長谷部誠「成長の集大成」となった決勝戦【ヨーロッパリーグ決勝・フランクフルト対レンジャーズ】(1)の画像
フランクフルト鎌田大地と長谷部誠 撮影/渡辺航滋(Sony α1使用)

UEFAヨーロッパリーグ 決勝 アイントラハト・フランクフルトvsレンジャーズ 2022年5月18日(日本時間28:00キックオフ)】

 フランクフルトはいつも通り3-4-2-1のフォーメーション。鎌田大地はシャドーの位置でスタメン出場となった。

 一発勝負の決勝らしく、前半は両チームともに堅い展開となった。

 4-3-3で4バックのレンジャーズは、フランクフルトのフィリップ・コスティッチとアンスガー・クナウフの両翼が大外を進んだ際に最終ラインの守備の人数が4対5で合わなくなってしまうが、シャドーに対してマンマークをつけることで解決。鎌田にはジョン・ランドストラムが特に厳しくつき続け、パスそのものが届く機会が減少した。

 鎌田はイレギュラーなエリアを漂ってボールを引き出そうと試みたが、ランドストラムのマンマークはエリアに関係なく続き、ようやくボールに絡めてもシンプルなパスで無難なところへ渡すことしか許されなかった。

 試合は得点の匂いがないままあっという間に45分を消化し、後半へ向かうことになった。

 後半も前半と同じように大きな動きのない時間が続いたが、56分にまさかの事態が。

 レンジャーズがクリアしたボールをジブリル・ソウが中央でヘディング。これが後ろに流れる形になると、フランクフルトの3バックの中央を務めていたルーカス・トゥタがジョゼフ・アヨデレ=アリボと競走する形になったところでまさかの転倒。ボールを得たアリボがそのままネットを揺らし、ついにスコアが動いた。

 トゥタは転倒の際に足を負傷。そのままピッチを去ることになってしまい、オリバー・グラスナー監督はここで長谷部誠を投入した。

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