【J1分析】土壇場83分にゴールを決めた滝裕太が平岡宏章監督に飛びついた「理由」【清水エスパルス対北海道コンサドーレ札幌】「清水エスパルス・滝裕太の恩返し」(1)の画像
同点ゴールを決めて平岡宏章監督に飛びついた滝裕太 撮影:原壮史
清水エスパルス対北海道コンサドーレ札幌 20211106

【明治安田J1リーグ 第35節 清水エスパルスvs北海道コンサドーレ札幌 2021年11月6日 14:03キックオフ】

 83分、ゴールを決めた滝裕太は迷うことなくベンチへ走り、平岡宏章監督に思い切り飛びついた。

 逆転こそ叶わなかったものの、このゴールによって引き分けに持ち込んだ清水は混戦の残留争いで貴重な勝ち点1を獲得。チームを救った滝は試合後「少しは恩返しができた」と監督との良い関係を感じさせた。

平岡宏章監督に背中を押されて送り出された滝裕太 清水エスパルス対北海道コンサドーレ札幌(20211106)撮影/原壮史

 滝にとって平岡監督は恩師だ。2011年からコーチ、2014年から監督としてユースを指導した同氏のもとで、ジュニアユースから清水に所属していた滝が広く注目を集めるようになったのは2016年のことだ。高校2年生の滝は日本クラブユースサッカー選手権で得点王に輝くと、翌2017年にはユースのキャプテンを務めるだけでなくトップチームに2種登録、出場、そして2018年からの昇格も勝ち取った。

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