【J1分析】スーパーゴールのMF明本考浩「できることはあるはず」【浦和・中断明けの敗戦…監督と選手の苦悩(2)】の画像
得点を決めた浦和のMF明本考浩 撮影/中地拓也

■8月9日/J1第23節 北海道コンサドーレ札幌浦和レッズ (札幌ドーム)

 9日に行われたJ1第23節では、北海道コンサドーレ札幌と浦和レッズが対戦し、およそ1か月ぶりにリーグ戦が再開した。

 この日の試合で左SHで先発したMF明本考浩は、2点を追いかける展開となった後半21分、右CKからの二次攻撃からボレーシュートで相手のゴールに突き刺し、1点を返す。しかし、終始、相手に圧倒される中、ゴール直後の明本に笑顔はなかった。結局、浦和は追いつくことができずに、1-2で敗れた。

 明本は試合後の会見で、「クロスが入る時にファー(サイド)に槙野選手と岩波選手がいて、そこに入った折り返しを狙おうと思っていたら、岩波選手に入った。ゴールしか見えていなかったので、とりあえず当てることだけ意識して、思い切り振り抜きました」と、得点シーンの狙いを話した。

 相手に優位に立たれた中、「もっと自分が動いて(興梠)慎三さんのスペースを開けることもできたと思うし、前線の選手が流動的に動ければ良かった。それでも、僕がスイッチを入れるような役割が特に後半からはできたと思う」と振り返った明本は、今回の敗戦から生かすこととして、「シュートシーンを増やすこと、ボールを保持しながら前進していくこと、これらは改善できる」と、具体的な改善策を示した。

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