大谷翔平に負けないプロフェッショナル「応援チアリーダー」に見惚れる 後藤健生の「蹴球放浪記」第205回「韓国プロ野球は大乱戦」の巻(1)の画像
EAFF東アジアカップのADカード 提供/後藤健生

 日本でも韓国でも、サッカーが盛んである。また、両国ともに野球文化も花開いている。その発展ぶりは独特で、本場アメリカともまた一味違う。蹴球放浪家・後藤健生は、韓国の野球文化にもフィールドワークの裾野を広げた。

■大谷翔平も出場!韓国でMLBが開幕

 メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のサンディエゴ・パドレス対ロサンゼルス・ドジャースの試合が韓国のソウルで行われ、大谷翔平やダルビッシュ有などが出場するというので日本中で大注目。ワールドカップ予選の日本対北朝鮮戦の影はすっかり薄くなってしまいました。

 まあ、仕方ありません。大谷は世界の野球界最高の選手の一人。MLBのMVPといえば、サッカー界ではバロンドールのようなものですからね。

 それにしても、旅行会社の観戦ツアーは1試合で40万円台、2試合観戦だと70万円を超すというベラボーなものだそうです。そんな大金を投じるのなら、まだ本調子にはほど遠い開幕戦をソウルのちっぽけな野球場で観戦するより、シーズンも本格化した5月頃にロサンゼルスのドジャースタジアムまで見にいったほうがマシだと思うのですが……。

 韓国式の応援団にも注目が集まっています。内野席最前列に作られたステージにチアリーダーが出てきて踊る応援方式です。

 観客個人個人が好き勝手に声を上げるアメリカ式とも、“私設応援団”と称する人たちがトランペットに乗せて歌を歌う日本式の応援とも違う、韓国独特の応援です。

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