こうした批判の声を受けた中での、クラブの苦渋の決断ということになる。
一方で現実的に、募金を中断すれば、債務超過を回避する策の1つを失うことになる。さらに、今回の事件で新たなスポンサー探しや、既存スポンサーへの増額依頼は厳しい状況になった、と考えるのが普通だろう。
クラブはスポンサー各社へお詫びの文面を届けているというが、収入が減少している中でこうした作業にマンパワーや金銭負担を生じることで、さらなる苦境に陥りつつある。プロスポーツクラブとして欠かせない「信頼」を失っては、何よりの問題となるだろう。
クラブ存続の危機が迫っている。