決断の要因は、10月20日の写真週刊誌『FLASH』(光文社)で大きく報じられた、MF道渕諒平の暴行事件だ。道渕が交際していた女性タレントに暴力を振るっていたほか、脅していたことが明らかに。クラブは弁護士に相談し、Jリーグに報告しているなどしていたが、ワイドショーでも大きく取り上げられる事件に発展していた。

 また、クラブの姿勢にも疑問符がついていた。全国紙記者は、「SNS上では、“仙台は隠ぺいしていたのではないか⁉”というものと、“この事件を知っていながら募金をするのはおかしい。事件が明るみに出てからでは募金ができなくなるから、先に募金をしていたのではないか⁉”といった声が多く見られます」と話す。

「隠ぺいということに関しては、Jリーグに報告していたこと、また、被害者やその所属事務所の意向を受けたことを考えれば、少し議論がずれているようにも感じます。ただ、プロスポーツ選手としてあるまじき行為を認知していながら、募金を継続していることについては、批判が集まっても仕方がないでしょう」(前同)

PHOTO GALLERY ■【画像】中断を伝える仙台の説明と、道渕諒平の写真■
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