■10月18日/J1第23節 浦和―仙台(埼スタ)
埼スタはやはり鬼門だった。
勝率0%のスタジアムで、これまで奪った得点は「6」。2017年4月7日には0-7の大敗を喫したほか、2018年の天皇杯決勝ではこの地で敗れている。仙台にとって、いいイメージがまったくないスタジアムだ。そして2020年10月18日、負の歴史がまたしても刻まれてしまった。
ここまで12戦未勝利という非常に悪い流れの中で、今年の最多失点となる0-6で負けたのだ。仙台が10試合以上かけてこの会場で奪った得点を、わずか90分で奪われたことになる。仙台サポーターにすれば、7失点までは“耐性”があったかもしれないが、この未勝利記録の中ではやはり辛い。
もっと辛いのが“負け方”だ。この試合で仙台が見せた攻撃は、ここ数試合に比べてかなりポジティブな面も多かったからだ。
例えばシュート数。この試合で放ったシュートは15本。前節の2本に比べるまでもなく、第5節の札幌戦以来となるシュートの多さで、今季2番目となる。ちなみに、今季最もシュートを放ったのは、ユアスタでの浦和戦の16本。その試合は、1-2で敗れた。